ジェネリックなんで安いの?

薬局で処方箋からお薬もらう時に「ジェネリックにしますか?」って言われません?
「ジェネリックって何?」って思いながらとりあえず「はい・・」って言ってません?

そんな「ジェネリック医薬品」について簡単に説明します。
医薬品は新規に発売される時、「新薬(先発品)」として値段を付けられます。その際(正確には開発段階で)、特許を取得しているので、他の会社は同じものを発売することはできません。つまり新薬が特許で守られている期間は1社だけが販売することができ同じ製品で競合することはないのです。
では特許が切れたら・・・そうです。安い製品が出ますよね。

そもそも医薬品の値段というのは国が決めています。
莫大な開発費をかけている製薬メーカーの利益を確保するのが目的ですが、一方で医療費の問題もあります。日本は国民皆保険制度がある為、基本的に医療に関する負担は3割で済んでいます。残りの7割は国が払ってくれてるんです。処方箋でもらえる医薬品も国が7割を負担しています。
メーカーの利益も守ってあげたいけど医療費も抑えたいということで最初の数年は特許で利益を確保してあげて、特許が切れたら他の会社も安いものを発売してもいいですよってことです。これが「ジェネリック医薬品」です。

ジェネリックも値段は国が決めていますが、先発品の5割程度の値段に設定されています。それだけ患者の負担も減りますし、それ以上に国の負担が減ります。これがジェネリック医薬品の本来の狙いです。

ジェネリックは偽物だ!とか添加物が入ってる!とか中国製だ!とかで否定派な人もいますが、偽物じゃないです、有効成分は同じ量入ってます。添加物は先発品にもはいってます。中国産の先発品もあります。ようは先発品と大して変わらないわけです。ちゃんと試験をして合格した者が認可されているので安心して安いやつつかってあげてください。それが自分のお財布にも薬局のお財布にも国のお財布にも優しいんです

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